瓜郷遺跡と清掃奉仕活動
ちぎり146 瓜郷遺跡MAP
urigou2.jpg/瓜郷遺跡復元家屋 urigou1.jpg/瓜郷遺跡/清掃する皆さん
瓜郷遺跡復元家屋 清掃奉仕をする老人クラブのみなさん
 瓜郷遺跡は,弥生時代中期から古墳時代初期までの集落址で ある。
昭和22〜27年の調査 (国史跡) では,黒く炭化した籾をはじめ,木製農耕具や多くの弥生土器が出土し,
昭和28年11月,国の史跡に指定された。
 瓜郷町の町内会では,老人クラブの方々を中心に,毎月1回瓜郷遺跡の清掃奉仕を行っている。
この日も,朝早くから30人ぐらいの方々が熱心に作業を行った。
地域の人々の地道な活動が,貴重な遺跡を守るために役立っている。

平成10年6月取材  (瓜郷町にて)
urigou3.jpg/瓜郷遺跡

取材に行って

 瓜郷遺跡は,豊橋でも有名な遺跡である。
しかし,昨年来何度も取材に出かけたが,どうしてもよい話題が思いうかばなかった。
ある時ふと,「いつもきれいだけど,いったいだれがそうじしているのだろうか。」と思った。
これが,今回の記事のきっかけである。
さっそく,瓜郷町に住むN先生にうかがうと,遺跡のそうじを町内の老人クラブがやっているとのことであった。

 6月13日,この日は朝からどんより曇り,今にも降り出しそうな天候。
そうじをする日かどうかわからなかったが,前回清掃日を忘れて取材の約束をすっぽかしていただけに,
一か八か,車を走らせてみた。すると,現地では老人クラブの方たちが和やかに話しながら,作業をしてみえた。
老人クラブの会長さんにお話を聞き,写真を撮り終わると,まもなくして雨が降り出した。

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